映像のルール

 

■映像のルール■


■映像制作の知識

※このページは「構図,フレーミング」ページと合わせて理解しておきましょう。

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●映像の単位

「カット」<「シーン」<「シーケンス」<「幕」
映像の最小単位が「カット」。カットが集まったのが「シーン」。シーンが集まったのが「シーケンス(シークエンスとも言う)」。
文章で言うと カットが単語、シーンが文節もしくは段落、シーケンスが章 というイメージです。
さらに、映画などでストーリーが変化する大きいくくりを「」といいます。
ちなみにハリウッドなどではカットのことをショットとも呼びますが、日本ではショットは どのように撮るのか(ロングショット、バストショットなど)というようにカメラのフレーミングや手法として使われることが多い。

 ※ここでは参考教科書「ディジタル映像表現」にのっとり、最小単位を「カット」、カメラのフレーミングを「ショット」と呼びます。

●上手(かみて)下手(しもて)

主には舞台などで使用される用語。客側から見て「左が下手(しもて)」「右が上手(かみて)」と呼びます。
これは例えば役者への指示出しの時に「右に寄って」といわれた場合、客側から見て右なのか役者側なのかわからないため、「上手下手」で指示されます。
映像の用語としても使用されますので覚えておきましょう。

●映像の原則

映像内の構図や配置によって、印象が変わるという「映像の原則」というものがあります。
「ガンダム」等で有名な富野由悠季さんの著書「映像の原則 改訂版」にも書かれています。

人間の心理的要素から、「下手(左)=下位者、上手(右)=上位者」という印象を与えるというものです。
(「映像の原則」本ではこの理由は心臓が左にある=弱点(弱い) とか 右利きが多い(右が強い)など書かれています。)

試しに上の画像を反転してみると↓

確かに、子供たちはすんなり通ってしまいそうな印象になります。
右から左向きに移動する方がより速く見える印象になります。

また、モデルを左右に並べてみると↓

全く同じ画像を反転しただけですが、B(上手)の方が力強い印象になります。

「映像の原則 改訂版」に詳細に書かれていますので興味のある方は読んでみて下さい。

 

・配置の印象

下の絵は、構成物は同じですが、人の位置を少しを変えるだけで印象が変わります。(※構図・フレーミングのページにも記載しています。)

↓それぞれ左寄り、中央、右寄りに配置しました。

左寄り:右に空間を置くことで、人物が何か考えている(意識が内面に向いている)ように見えます。

中央:安定して見えますが、画面的には動きが感じられず面白みは少ない印象です。

右寄り:これから左に向かう印象(意識が外面に向いている)印象になります。

 


●イマジナリーライン(会話線)

イマジナリーライン(会話線)とは、カット割りにおいて超えてはいけない線の事です。対峙する人物の位置関係をわかりやすくする為の線です。

対面する人をつないだ線をイマジナリーラインといいます。

越えていない例↓

↓カット割りで、カメラがこの線を越えてしまうと、2人とも同じような方向を見ることになり、視聴者が立ち位置が分からなくなります。

ラインをこえる場合は、一旦、両方が映っているカットを挟むなどすると、わかり易くなります。



 

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