【画像作成時の基礎知識 】
■Photoshop 画像作成時の基礎知識 おさらい
テクスチャなど画像制作時の一般的&基本的な知識とルールです。
・テクスチャ用画像に使う単位は「ピクセル(px)
」です。異なっていれば変更しておきましょう。
↓編集>環境設定>単位・定規
解像度:テクスチャ制作にはあまり関係ないので、デフォルト(72)でよいです。
・作成時の画像データは必ず「.psd」形式で保存しておく。
超基本ですが、CG制作に限らず、Photoshopで制作したものはまずは.psd形式(Photoshop標準形式)で保存してください。
ほかの形式だとレイヤが全て統合されてしまい、後から修正ができません。
違う形式のファイルは、PSDで保存した後 別名で保存 で出力して下さい。
・MAYAのテクスチャとして使用するのは基本的に「.png」もしくは
「.tga」を使用する。
・jpgは画像を圧縮する分画像が劣化するので、テクスチャデータとしては使用しない。形状参照など、精度が必要ない(リファレンス画像など)ならば使用する分には特に問題ない。
※画像形式については→■よく使用される画像形式 参照
・テクスチャサイズは「8の倍数」
で作成してください。
(8x8,16x16...128x128,256x256,512x512,1024x1024,2048x2048,4096x4096 … )にするのが普通です。
昨今のコンシューマゲームで使用されるテクスチャは小さくて512x512、1024x1024,2048x2048,4096x4096あたりが使用されています。
もちろんゲームやハードスペックによって異なります。 また、1024x1024を「1K」,2048x2048「2K」,4096x4096「4K」とも呼びます。
「4Kサイズのテクスチャ」といわれたら、4096のことです。覚えておきましょう。
■よく使用される画像形式
読み方 | アルファ | レイヤ情報 | 圧縮 | 特徴 | |
.psd | ピーエスディー | ○ | ○ | × | Photoshopファイル。レイヤ、チャンネル、α等一式を保持。 |
.png | ピング/ ピーエヌジー |
× | × | × | 可逆圧縮のため、きれいな画像のまま保存できる。αを持つことはできないが、透明部分を保持することができるため、Web用のロゴ画像やアイコンなどで使用されることが多い。 ただjpegよりも圧縮率は低いので写真などにはjpegが好まれる。 |
.jpg | ジェイペグ | × | × | ○ | 圧縮率にもよるが、画像品質を維持しつつ高圧縮でファイルサイズを小さくできるためWebなどの画像に適している。何度も保存を繰り返すとどんどん劣化する。αを持つことができない。 |
.tga | タルガ/ ティージーエー |
○(32bit) | × | ○ | テクスチャの形式としてよく使われる。32bitのみαチャンネルを持てる。 |
.bmp | ビーエムピー | ○ | × | × | Windowsの標準イメージフォーマット。だが最近はPNGが主流となりほとんど使用されていない。 |
.tif | ティフ | ○ | ○ | ○ | psd同様、一通りの情報の保存ができる。保存時に圧縮形式を色々選べる。ほとんどが可逆圧縮だがレイヤがあるとファイルサイズが大きくなる。 テクスチャの形式として使われる。元々はWINとMAC双方で使用できるフォーマットとして作成されたらしい。 |
.pict (.pic) | ピクト(ピック) | ○ | × | × | Macの標準イメージフォーマット。ラスタグラフィックス(ドットで描く画像)もベクタグラフィックス(パスを使用した画像)もサポートしているため、ペイントソフト(Photoshop等)、ドローソフト(Illustrator等)の両系統において扱うことができる。 |
※可逆圧縮…ロスレス圧縮ともいう。高圧縮したあとでも、圧縮前の状態に戻すことができる。
※非可逆圧縮…不可逆圧縮ともいう。情報を削って高圧縮するためデータサイズは小さくなるが、圧縮前の状態には戻すことができない。